お墓の引越し

お墓のお引越しをしたい（改葬）とお考えの方へ

近年、便利のよい場所へお墓を移転される方が増加しています。
最初は「自分の代でお墓を動かすのは不安」と心配されても、
移転後はみなさん「移転してよかった」とおっしゃいます。
お墓参りに行く回数も増えてご先祖様もきっとお喜びになるはずです！

お墓のお引越しは、正式には「改葬」といいます。一度埋葬したご遺骨や墓石などを、他のお墓に移すことを指します。こちらのページでは改葬の手続きのご説明をさせていただきます。ややこしい手続きも当社のアドバイザーが親切丁寧にサポートしながらすすめさせていただきます。

改葬の流れと必要書類について

1.移転することを伝える

お墓の管理者や住職へ改葬を申し出て、承諾を得てください。
その際に、「改葬の理由」や「供養に対する感謝の気持ち」をきちんと伝えましょう。
また、既存のお墓のある地域に親族や家族がいる場合には必ずしっかりと話し合いをし、改葬の意思を共有しておくことが大切です。
話し合いがきちんと行われない場合、親族間や寺院との間でトラブルに発展することもあります。

2.新しい墓地（お墓）を契約する

新しいお墓（墓地）を契約し、新しい墓地の管理者より「墓地使用許可証」または「永代使用許可証」を発行してもらいます。
引越前の墓石をそのまますべて持っていくこともできますし、新しい墓石を作ることもできます。戒名墓をひとつの代々墓や五輪塔にまとめるのもおすすめです。

※改葬は新しい墓地へ移すことだけではありません。墓石を撤去し更地にしたのち、永代供養墓へ遺骨を移すこともできます。

3.引越前のお墓の法要（魂抜き・閉眼供養）をしてもらう

既存の墓地の管理者に、「埋葬証明書（＝納骨証明書）」を発行してもらいましょう。
次に、既存の墓地のある市区町村で「改葬」手続きのための申請を行います。
「改葬許可申請書」に必要事項を記入し、「永代使用許可証」と「埋葬証明書」を一緒に提出します。そうすると、「改葬許可証」を発行してもらうことができます。この改葬許可証の発行には数日かかりますし、発行料がかかる場合もあります。
最後に、「魂抜き（閉眼供養）」をしてもらいます。
魂抜き（閉眼供養）･･･お墓から仏心を抜いて、“墓石”を“元の石”に戻すための大切な儀式になります。この法要を行った後、墓石・灯篭・外柵などの造作物の一切を撤去し、更地にして墓地管理者へお返しします。